知っていると役に立つ腰椎椎間板ヘルニアの初期症状と予防策3
椎間板ヘルニア ~日常生活で気をつけたいこと~
姿 勢
◎長時間に渡って同じ姿勢を取り続けないように注意
腰には座っているだけでも思わぬ負担がかかっています。適度に休憩し、緊張をほぐし、負担をかけ続けないように工夫します。
①座る
床に座る場合、あぐらは正座や横座りより腰に負担がかかります(膝との兼ね合いによる判断も必要です)。 |
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②運転
運転前に深く腰かけて背中 を密着させた状態で足がペダルから離れすぎないようにドライバーシートを調節してください。また、運転中は適度な休憩を取ってください。車の乗り降りも注意が必要です。 |
③掃除機がけ
掃除機のホースを身長に合わせて調節し、できるかぎり上半身を起こした姿勢で行いましょう。屈まなければならないときは、膝をついて行うようにするとよいでしょう。 |
④台所仕事など
台所仕事をするときは、足元に足台を用意して片方の足を交互に乗せて休ませると効果的です。
動 作
◎持ち上げる、取る、ときの注意
ものを持ち上げたり、取ったりするときは、腰を落として自分のほうへ引き寄せてからにします。中腰やひねりながらはやめましょう。また、自分より高い位置にあるものは、台を利用し、背中をそらさないように工夫します。運ぶときもできるだけカートを利用してください。
その他の注意点
①筋力の強化
背筋・腹筋を鍛えることで、お腹周りの筋肉が天然コルセットとなり、負担に強い腰を作ります。
②ストレッチの奨励
背筋・腹筋の軟性は、痛みの軽減につながります。
③体重
体重オーバーは背骨のカーブを不自然にし、腰にかかる負担も増やします。適正体重の維持に努めてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。